原稿がなかなか進みません。目標では今月中に完成予定だったのですが、三分の一が過ぎようとしている今、4-5ページ目の下描き中です。

 

お絵かきは基本、みなさんもなんだかんだ言って「楽しい」と思ってお絵かきをされていると思います。

始めから終わりまで楽しいときもありますが、「時間のかかる作品」+「期限がある」と、楽しいはずのお絵かきやマンガ作成が、少ししんどくなります。

期限があると、やりたくなくても「やらなければ終わらない」と思って無理して作業をしようとしてしまうからです。「やりたくない」ときちんと認識していればまだ良いのですが、何か心ときめく「素敵だな」「やってみたいな」と思う出来事が現れたとき、「でも○○をしなきゃいけないから…」と、「原稿をしなければいけない」と言うことを言い訳に使い、自分がしたいと思っていることを諦めたりしていませんか?もしそんなことを続けてしまったら、自分の感情を殺し続けていくことになってしまい、自分のトキメキや好奇心、ポジティブな「○○したい」という自分の気持ちに対して不感症になって行ってしまうかもしれません。

やりたくないことに対しての拒絶反応はなくならないのに、喜びや楽しさを感じる感情がやそれを呼び覚まそうとする行動を起こす原動力のようなものが薄れて行ってしまうかもしれません。その原因は、自分の感情を見て見ぬふりを続けた結果だと思います。そうなってしまうと、世界が灰色で生きる元気が薄れてしまいます。そうならないためにも、自分の感情に対して誠実である必要があると思います。

「マンガを完成させたい!」「でも今日は原稿したくない!」この二つは同時に起こりえます。前者は思考で、後者は感情です。思考を優先させてしまうと心と体に悪影響があります。

「マンガを完成させたいから、マンガが完成する」のではなく、「マンガを描くのが楽しいから、結果マンガが完成する」ようにあれる精神状態に、自分の感情を誘導していかなければいけません。

そのためにはどうすれば良いのか。一先ず、期限がないのであれば、「やりたい!」と思うまで「やりたくないことはやらない」ことです。自分のやりたいことをやりましょう。もしやりたいことがないのなら、マンガを描くか、マンガに役に立つと思うことをしましょう(参考書を読んだり、ネタになりそうな本や、ニュースを見たり、好きなアーティストの展覧会やライブに行っても良いかもしれません。遊園地や水族館、森や海、自然を直に体験する。散歩をする、映画を見るお喋りをする、気になっていたことを調べる、何でも構いません。実体験は全てネタです)一番大切なのは、やれない自分を責めないことです。責めても何も解決しません。

やりたくない病が治るまでのオススメは、運動と部屋の片付けです。

運動は血流を良くします。鬱症状の改善に効果があると多くのお医者さんのご本で書かれています。適度な運動は精神と肉体に良い影響を与えてくれます。マンガを描かない時は、自分の為になることに時間を使うのは良いことです。

部屋が片付いている方が良い利点は、マンガを描いているときに部屋が汚いと、「ちらかってんなー」「片付けなきゃ…」と1秒、2秒、そのような思考が流れる瞬間があったとき、その雑念、集中力を遮断してしまうノイズとして視界に「散らかっている状態」が入ってきて原稿の邪魔をしてしまう可能性がないと断言できないのであれば、さきに排除しておきましょう。

散らかっている部屋が好き、などの理由がないのであれば、原稿をするとき部屋が整理整頓されている方が「私は整った空間にいる事が出来る人間だ」と肯定感があります。「私は散らかった汚い部屋にいるのがお似合いなゴミと共存してる存在だ」と無意識下にすり込み続けるより精神衛生に良いと思います。心の強い人なら些細なことは問題ないと思いますが、繊細な方にはオススメです。

お気に入りのカップを用意して、綺麗な部屋で大好きな飲み物を頂きましょう。そしてゆったりと原稿をしましょう。居心地の良い整頓され美しい「私のために用意された空間」で好きなことをしましょう。ほんの少しだけ心のとげとげがなくなると思います。

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