絵はすぐに上手くならないという本を読みました。
マンガを描くためには、身体に負担をかけないために「ペンの持ち方と正しい姿勢が何よりも大切」と書かれていました。正しい姿勢は本当に大切ですね。視線の入射角が常に一定である、同じ像を見ることが出来るという利点は計り知れないと思います。そして何より健康にいい。正しい姿勢で肺が大きく開かれて呼吸できれば脳や目、身体に十分な酸素が送られて疲弊度が格段に違うと思います。
そして線を引く練習や、大きな紙に書く体験も大切とのことで、B紙(大判サイズの模造紙)を用意して壁に貼り付けました。1メートルあります。直線を引いてみましたが、一筆書きでまっすぐな線を引くのが思ったよりも難しかったです。肩の角度が変わる度、体重移動をする度に線がぐにゃりと歪みます。息も止まってしまうので、呼吸をし続けるのも意識しないと忘れてしまいます。
4枚100円でしたので、1メートルの直線を8枚分引いて線が上手くなったらいいなぁです。1枚で1500本は引けそうなので、12000本引いたらそりゃ上手くもなる気がするな、と計算して思いました。
いろいろな本が紹介されていたので、試しに読んでみようと思います。
絵はすぐに上手くならないかもしれません。でも上手くなることは可能です。上手くなりたいと願い続けて行動し続ければそれは起こると思います。
長期連載されている作品の一巻と20巻では、絵が信じられないくらい上手になっている方が沢山居ます。きっとその方々は絵が上手くなりたい!と願い続けたのだと思います。
願いは叶うという体言を見ているようで感動します。商業作家さんで比べてしまうのは少しハードルが高いかもしれませんが、友人に、高校生の時からノートにナンバリングをして落書きノートを描いている人が居ます。
1冊目と比べると今は70冊目くらいでしたでしょうか?とてもとても上手になっています。自費出版の同人誌を作成して頒布されています。それを購入されていく方がみえます。
自分の描いたものに興味を持って貰える。見たいと手にとって貰える。とても素敵なことですね。作品が何か完成すると言うだけで達成感や喜びはひとしおです。それに加え誰かが喜んでくれるのなら苦労も喜びと同義語になる高揚感なのではないでしょうか。
絵が上手くなる過程を楽しめたらいいですね。魔法で簡単に上手くなってしまったら、きっと味気ないものなのだと思います。自信にもつながらないと思います。自分で成し得た、勝ち得た、揺るがない自信を作るためには労力が必要なのだと思います。諦めずに頑張っていけたらいいですね。