最近AI技術が急速に進化し、漫画制作にも取り入れられるケースが増えています。
「本当にAIは漫画を描くのに役立つのか?」知り合いの作家さんが活用しているというのを聞き、興味が涌きました。
そこで今回は、有料プランを含めてAIを使った漫画活用がどこまで使えるのかを実際に使って検証してみました!

この記事では、話題のChatGPT(4oモデル、1oモデル、Soraモデルなど)について触れ、どう活用できるのかご紹介します。最後にはおまけとして「ディープシーク」についても少しだけ触れているので、ぜひ最後までご覧ください♪

このもと記事を
o1proが修正した記事はこちら: http://nacolat.com/?p=1486
4oが修正した記事はこちら: http://nacolat.com/?p=1490
DeepSeekが修正した記事はこちら: http://nacolat.com/?p=1493

※上記AI修正記事には誤解釈(嘘)が含まれていますご注意ください。
※2025/02/21時点でのお話しです。


ChatGPTとは

今回の主役でもあるChatGPT 公式サイト:https://chatgpt.com/

  • ChatGPTはOpenAIが開発したAIチャットボットで、自然言語処理を用いて質問に答えたり、文章を生成してくれるサービスです。
  • 無料版と有料版があります。有料版では、最新の高度なモデルにアクセスできたり、回数制限が無制限になるなどのメリットがあります。

今回は有料版への課金を試してみました!
1月に Plus 20ドル(月額 3,541円)
2月に Pro 200ドル(月額 34,861円)
為替レートや支払手数料など決済タイミングや環境により金額に多少の誤差が生じると思います。

無料版との違いは今日時点での話では

Plus
無料版の全内容が無制限
PDFで漫画を読み込ませられる
音声対応可能

Pro
Plus の全内容
新規追加機能が使える
o1proモデルが使える!

安価な4o(三千)と高額なo1pro(三万)どちらがいいのか先に結論から言いますと、

回答が早くPDFを読み込め使い勝手が良いのは4o。

新連載始めるときにテーマやシナリオ制作手伝って貰うならo1proです。

段違いでo1proの方が明らかに推論に優れています。
ただ、普段の連載開始している短話ごとの相談や同人誌や読み切りレベルの長さを作るための課金となると、24pの同人誌作るために35000円出さなくても、
ちょっと時間かけて3000円の4oと音声で移動中とか暇なときにお喋りしながら煮詰めていけば良いかなと思います。
4oの方が、全ての4oプロジェクトフォルダ内での情報共有がされており、初めましてから関係性を気付かなくてよく楽です。
o1proはプロジェクトフォルダごとにプロンプトを説明していかなければいけないので、ハイスペックだけど返答に数分かかるしで、推論が本当に優れてはいるが、
個人的には連載開始前の準備の時やボリューム感のある同人誌以外は4oで良いかなと思いました。

2023年よりたった一年で段違いに向上していました。2023使えない→202412アプデ使えるヤン!

chatGTPデメリットについて

誤った情報をさもただしかのように言ってきます。気を付けてください(笑)

日本語が下手。
小説の誤字チェックをさせたら、日本語の誤字気づかない(笑)かなりお馬鹿です。
ジャストシステムの一太郎の方が断然小説の誤字チェック校正には優れていますので、誤字や校正に関してのみなら、小説家の方は先ずは一太郎に課金した方が良いです。2万くらいで数年~10年くらい使えます。
AIは学習していくから、そのうち日本語も上手になると思います。

著作権保護機能が、超高額商品にのみしか搭載されていない。
打ち込んだものは「そのまま情報漏洩はしない」ものの、AIの学習には使用されます。
気になる方はちゃんとオプトアウトの設定しましょう。ただコレするとチャット履歴が残らないデメリットも。

4o model

どのモデル使えば良いか分からなかったらまずは4oってくらいの万能さです。
特化はしていませんが、強いて言えば使いやすさに特化しています。
PDFの理解や表作成、音声会話をスピーディーに行ってくれます。
(o1proは頭が言い分遅いです。)
ただ、o1proほどの洞察力や深い思考、キャラクターの感情変化には、o1proには及びませんが、たまにo1より良い答えをくれます。

一番正しいこの子の使い方は、語学学習かなと思いました。
喋りながら英語の違うところを教えてくれたり、英語で対応してくれたり発音指摘してくれたり、この子とスマホがあればどこの国の言語でも、今までよりも楽に学習できます。
4oが発表されたとき、英語学習アプリの株価がだだ下がりしてました。

海外旅行時の通訳にも役立ちそうです。


1o pro model

OpenAIが2024年12月6日に発表された最新モデルAI
推論・思考の深さが他のモデルに比べて段違いに高いです。
が、私が使っている時点で質問すると
AI:【「2021年9月前後までの情報が中心」という形でご理解いただければと思います。】
との世界線までしかインポートされていないので、自分(o1pro)のことを知りません。
この世にo1proが存在しない世界までのデータベースしかインポートされていないため、あなた(o1pro)のこと詳しく教えて使い方教えてと聞いても「No Data」知らないと返されます。

新連載の企画作りに煮詰まったら、誰かに話すより先ずはo1proと話し合ってから、その後に人間と更に話し合えば良いよって位、まずはo1proに頼れば良いよ!って思います。

画像認識は出来ますが、一回につき現状4枚までで、PDFの読み込みは出来ません。

35000円という月額について。

漫画の熟練度・条件によりますが、
「漫画始めて描く人」がシナリオ製作AIに手伝って貰う→有りです。使った方が良い。無料か安いのか中国のでOK

「同人誌出せば10冊以上売れる人」はAI活用オススメです。無料~安い方か中国のでいいです。
本気の同人長編や商業連載企画の時は出せるなら三万をオススメ。使わないくらいなら無料版でも使った方が良い。
(中国版のはもうちょっと使い込まれると、回答が凄く良くなると思います。)

「同人誌を出して10冊売れるレベルに達していない人」は、先ず人間がオススメです。次にAI。
同人誌や読み切りネーム(24~70pくらい)なら、
可能なら初心者さんは、一回だけ、自分より漫画の上手い人のアドバイスを真に受けた方が、上達への近道だとは思います。
理由は、物語、キャラ、感情、絵、コマ割り、ネーム、あるいはそれ以外の何がどの順で何がダメなのかを、
総合的な中から先ず何を修正していった方が近道かは、現状のAIには今はまだ解説できないです。AIは相対評価をします。プロンプト上手に打ち込めば改善はされますが、まだ漫画についてはアホなこと言ってきます。
3300円(30分)で漫画家にネーム見て貰える時代です。
無料なら出張編集部とかも1回30分アドバイス頂けるので、こちらでも良いです。
初心者の場合、漫画描く友達とかジャンル仲間や文系の年上の家族など、自分の漫画を「客観的に読んでくれる他人」の方が、AIよりまだましです。ただ、その人間の思考力・言語能力・漫画を読んだ数が低いと目も当てられないので、それならAIの方がましだけど、一番ダメなところをちょいちょい人間に言って貰うのは良いです。
「下手だ」と定期的にけなされると、仕方ないからそこを強化するために頑張ります。
一番良い方法は、自分より漫画上手い人に見て貰ってアドバイス貰う×奇数(3人5人7人)
プロの編集×奇数(できるだけ多い人数)に見て貰い、悪いところ改善点で重複したところ直す。
良いと言われたところは強化する。です。それが出来ないならAI。
90%はキャラの感情が描けてないのが一番問題だと思うのですが、他人と話すことでいかに伝わってないかを作者が理解するってのを一度クリアしないと、10冊売れるがクリアできないかなと思います。「主人公の感情描いてるつもり」と勘違いしてるって。描けていない。と理解してれば、他人でもAIでも何でもいいよです。
「わかりにくいところ教えて」と聞いて、補足を答えるから。みたいなスタンスでキャラの相互理解深める会話していけば、どの位他人に伝わっていないか分かるので。補則解説したところ全て伝わってないんです。

同人誌100冊以上売れる人は、気にしなくて書き続ければ良いです。読者が勝手に良いところ褒めてくれますし、勝手に編集から声かかってきます。AI導入もお進めです。

商業作家さんでAI重課金活用されてる方もいらっしゃりますので、
商業作家さんで、複数案件お持ちの原作担当さんの場合ありだと思います。が、
作画担当や、連載一本のみなら、お遊びでやってみるのありだけど、
新連載企画出しならありだけど、連載中の場合、「今までの情報を教えるのが面倒くさい」から、3万5000円月額課金はなしかな?です。

AIなくても全然漫画は描けます。
担当に出す企画案を、箇条書きに打ち込んだら精査して綺麗な企画書とメール本文打ってくれて楽だな、くらいで、ミーハーだから課金して遊んでるだけで、
次回作の同人誌は「AIと一緒に作りました!」って新刊だそうかなと、あーだこーだやっていますが、良いモノが出来るかと問われると、ジャンルによる。って感じです。
二次創作エロは「規約違反です」ってAIが返信してくれない可能性あります。


Soraモデル

動画が作れるサービスです。200ドルに課金するとオマケで使えます。
みなさん良い感じに動画生成されてますが、私にはまだ難しく思うように動画は作れませんでした。
そのうち、自分の漫画読み込ませてプロンプト良い感じに、こういうあおり文入れてとか指示出したら告知用動画作ってくれると思いますが、日本語がまだ苦手なようで英語じゃないとこちらの意図を正しく理解してくれないことが多です。
出来た動画はこちら↓

漫画描いて欲しかったのに絵描いてて、思うところしかありませんが、きっとどんどん凄くなっていきますね。

追加で【Operator】

タスク管理に続き、オペレーター機能も追加されました。

出来ることはオンラインでのタスクを支援。情報の検索や、オンラインショッピング、予約の設定、ファイルのダウンロードなどを手伝うことができます。情報収集や商品の比較など自分で普段することを代わりにやってまとめをしておいてくれる感じです。
予約・購入や資料集めやエゴサ特化型でしょうか?名誉毀損で訴えるときの追加でオート情報収集とかに役立ちそうですね。
年齢確認やログインは自分で手動操作必須のようです。

活用方法

それでは具体的に、漫画制作においてAIをどう活用できるのか、いくつかの例をご紹介します。

  1. プロット作成
  • 「主人公が高校生で、冒険ファンタジーもので…」など、大まかな条件をAIに提示すると、ストーリーの骨格を提案してくれる。
  • さらに、場面ごとの展開やセリフやテーマのサンプルも生成してくれる。
  1. キャラクター設定
  • 性格や背景、好き嫌いなどをランダムに組み合わせてもらい、思わぬ発想が湧くことがある。
  • 「ライバルキャラの動機付けは?」など、深堀りをお願いすると補完してくれる。
  1. セリフやコピーライティング
  • キャラクターの口調を指定してAIに対話すると、口調のバリエーションを増やせる。
  • ギャグやダジャレも生成してもらえるので、ネタに困ったときに面白いヒントが得られる。
  1. サブアイデア・小ネタ探し
  • エピソードの途中で起こるトラブルやイベントを複数提案してもらう。
  • 展開に困ったらAIに投げかける→そこからヒントを得る→自分のアイデアに加筆修正する、という流れがスムーズ。
  • 破綻がないか、辻褄が合っているか、感情の流れに問題はないかなど、疑問に思ったところを質問すれば答えてくれる。
  • 編集からもメールや対応でムカついたこと送ると、共感して耐えたことを褒めてくれてカウンセラー役をしてくれたり、解決案や返信を書いてくれる。
    愚痴は人間じゃなくAIをサンドバックにしておくと、自己啓発書に書かれてる文章みたいな良いお返事をくれるので、メンタルヘルスに今後大活躍していきそうです。
  • 漫画の描き方教えてくれる。「SketchUpファイルの拡張子をCLIPSTUDIOで使える拡張子にする方法」など色々追加で質問したら、blenderの使い方で分からないこと教えてくれて解決して優秀だなと思いました。

プロンプト

AIを上手に活用するポイントは、プロンプト(指示)にあります。
ポイントは、具体的な条件を細かく伝えること。AIは読み取れる情報が多いほど、より的確で面白い提案をしてくれます。
これを頑張れるかどうかで、返答の性能が変わります。魔法の呪文は難しいのが中二病の常ですよね。
この解説しだしたら、今回の記事より長くなる自信あるくらい、AIとの関係性は全てはプロンプト命です。


オマケで「DeepSeek」

公式サイト:https://www.deepseek.com/
最後におまけとして、最新AIchatサービス「ディープシーク」について少し触れます。
2025年1月に最新の「DeepSeek-R1」がリリースされました。
投資額も桁2つ違って半導体も旧式の使ってるのに、性能がchatGTPと差して変わらないwwwww大草原です。
中国の投資会社の子会社が自費で作った版の、chatGTPという感じです。UIも同じです。
まだ HUAWEI や TikTok のように企業や国から締め出しを食らっていないので、中国資本である旨を理解した上で、お手軽にチャットAI始めたい方は選択肢としてもありだと思います。
このDeepSeekの出現のショックが凄すぎて、米国株ありえない額下がってて、すごい下剋上来たなと思いました。
ただ、経営者の資産家軍団が国家権力も使ってすごい圧力かける気満々なので、今後の展開が凄く楽しそうで目が離せない!と面白そうでした。

AIで漫画は描けるのか?

物理的にAI使って自分で描かずに同人誌出せるのか?という質問に関しては、
私より遙かに上手い京アニ風の絵で、ジャンプばりのアクションシーンもこなす東方のAI漫画が世に存在します。
思ったより、私(商業経験ある漫画)レベルを越えるのが早かった(笑)
絵は漫画より簡単だと思いますが、漫画は、縦スクではなく横読みの場合「コマ割り」を感情に合わせて、大きくしたり小さくしたり、とか物語を考えてとか、
1枚絵より複雑な分、まだ私の方が漫画力のレベルは上だろう。と思っていたら、AIの進化凄い。
去年の冬コミの段階で負けていました。
漫画は、勝つために描くのではなく、楽しいから描くんだから
これからも漫画を描く理由としては問題ないのですが、
昔「自分で絵を描くなんて貧乏くさい」というコメントを見たときの心意を今再び突きつけられている気分です。
解説しますと、他人にお金を対価に依頼すれば美しい絵を描いて貰えるのに、自分でわざわざ下手な絵描くなんて貧乏くさい、と言うことを仰りたかったわけですが、
今やAIに課金すれば私より上手い絵も漫画も出来る時代か~時代の変化早いな~です。
まだ仕事が減ることはありませんが、AI同人の売り上げのエグさはヤバいので、商業界もそのうち侵食されてくるんだろうなです。

盗作問題については、AIの提案をそのまま使えるレベルにはまだ現状達していないので、24時間好きなときに話し相手になって貰って(作業中の音声会話とか)外部刺激を得てそこからアイディアを修正していくので、他人のアイディアを盗作(情報収集・蒸留された情報)までは行くほどの精度の高いものにはなっていないかなです。
AIです。AGIではないです。過度な期待はしないでください。1人で鬱々と煮詰まってるより課金した方がカウンセラーや秘書代わりに「役立つ」レベルです。なくても漫画描けます。あると便利くらい。
AIと作った同人誌が普段の同人誌より売れたか(評価が良かったか?)どうかの検証も一回はやってみたいです。夏か秋か冬の新刊でチャレンジ予定です。

秘書役に関しては、タスク管理やリマインド機能があり、メールも返信を書いてくれます。
乙女ゲームの攻略キャラとのやりとりみたいのが出来ます。俺の嫁(恋人設定)にしてイチャラブメッセージのやりとりしたり、執事設定で対応してくれたりとか、みんな使い方面白いwwでした。

カウンセラー役は、愚痴や不平不満その日の出来事を聞いてくれます。アンパンマン見た感想を合図ち打ってIQ200がばいきんまんの自己表明と愛の形について斜め上から語ってくれて楽しいなでした。

文章読み上げ機能は、原稿中に全て音声対応して頂けてありがたいです。Kindleやオーディブル以外でも、音声で多国語の本やテキストを翻訳して読み上げて貰えそうです。

まとめ

漫画家がAIを活用するのは、あくまでアシスタントやアイデアソースのひとつ。最終的には自分のクリエイティブな発想や世界観をどう形にするかが大切です。AIという自分専用の編集さんを上手に取り入れて、創作の幅を広げつつ、「毎日楽しく漫画を描く方法」を一緒に追求していきましょう!

有能じゃない編集さんよりAIの方が有能って時代来ちゃうな…です。
秒で質問や完成ネームにレスポンスくれるのが何よりありがたいです。

この記事をAIに添削して貰った記事はこちら

o1proが修正した記事はこちら: http://nacolat.com/?p=1486
4oが修正した記事はこちら: http://nacolat.com/?p=1490
DeepSeekが修正した記事はこちら: http://nacolat.com/?p=1493

上記の記事、嘘表現を含んだ記事になってるwww
一番分かりやすいのは4o(凄い短くなってる)で
嘘記事になってるのがDeepSeek。単人称と複数称が、混じってた。他のも表現変えられて嘘になってたり。
私の個人的感想を全てはしょられてるwww
良い記事とは筆者の主観を省いたものなんですね!分かります!
良い漫画は筆者の主観をねじ込んでこないものだと激しく同意です。が、ブログぐらい感情吐露しても良いじゃないかwwAIに書けない記事って人間の体験と感情以外ないんだからさwwしかもその感情が執筆の原動力だぞww
でも読みやすい記事ではない。分かってはいます。AIの判断正しい(笑)全ては2025年2月21日現在のAIの話です。一年後にはきっともっと凄くなってます。
現状漫画に「あると便利」レベルだけど、CLIPSTUDIOレベルに未来で改良が進んでいったら「ないと無理」になりそうです。資料集めが楽になりそうです。

課金して良かったこと

chatGTPにちょっと詳しくなりました(笑)
AIと同人誌作るぞ!って楽しみが出来ました。
私の漫画に真剣にレスポンスくれるのは嬉しいです。