本人が書いた元記事はこちら:http://nacolat.com/?p=1484
o1proが修正した記事はこちら: http://nacolat.com/?p=1486
4oが修正した記事はこちら: http://nacolat.com/?p=1490
DeepSeekが修正した記事はこちら: http://nacolat.com/?p=1493
※上記AI修正記事には誤解釈(嘘)が含まれていますご注意ください。
※2025/02/21時点でのお話しです。
目次
AIは漫画のアシスタントに使えるのか? 課金して検証してみたレビュー!
こんにちは!「毎日楽しく漫画を描く方法」を運営しているnacoです。
最近AI技術が急速に進化し、漫画制作にも取り入れられるケースが増えています。私自身、「本当にAIは漫画を描くのに役立つの?」「プロンプトを活用してどこまでできるの?」と疑問を持っていたところ、知り合いの作家さんがすでに活用していると聞いて興味が湧きました。
そこで今回は、有料プランを含めてAIを使った漫画アシスタントがどこまで使えるのかを実際に検証してみました!
この記事では、話題のChatGPTやその派生・関連モデル(4oモデル、1oモデル、Soraモデルなど)について触れ、それぞれをどう活用できるのかご紹介します。最後にはおまけとして「ディープシーク」についても少しだけ触れているので、ぜひ最後までご覧ください♪
1. ChatGPTとは
まずは今回の主役ともいえるChatGPTについておさらいしましょう。
- ChatGPTはOpenAIが開発したAIチャットボットで、自然言語処理を用いて質問に答えたり文章を生成したりしてくれるサービスです。
- 無料版と有料版(Plus / Pro など)があります。 有料版では、最新モデルへのアクセスや高速レスポンスなどの特典があります。
私自身、無料版をしばらく使ってみて「便利だな~」と思っていましたが、より本格的に漫画制作に活かすため、有料版への課金を試してみました!
課金額の例
- 1月:Plus(20ドル)/月額 約3,541円
- 2月:Pro(200ドル)/月額 約34,861円
※為替レートや支払い手数料などによって変動があるので、これはあくまで参考値です。
無料版との違い(202X年X月時点)
- Plus
- 無料版のすべての機能がほぼ無制限で利用可能
- PDFを取り込んで読み込ませることができる
- 音声入力(会話)が可能
- Pro
- Plusのすべての機能が使える
- o1proモデルを使用可能(推論能力が高い)
安価な4oと高額なo1pro、どちらがいい?
先に結論を言うと、「レスポンスの速さ」や「PDF読み込み」など、実用性重視なら4oモデル。
新連載のテーマやシナリオ制作をしっかり手伝ってもらいたいなら、o1proモデルがおすすめです。推論の深さは段違いで、明らかにo1proのほうが優れている印象があります。
ただし、連載中のちょっとした相談や24ページほどの同人誌・読み切りづくりに月額35,000円も払うかと言われると悩みどころ。
私個人としては、4oモデルに月3,000円ほど課金して、時間のあるときに「音声」で雑談しながらアイデアを煮詰めていくほうがコスパが良いと感じました。
さらに4oモデルの場合、すべての「4oプロジェクトフォルダ」で情報共有されるため、別のプロジェクトを新しく立ち上げるときも“はじめまして”の段階を省略しやすいです。
一方、o1proモデルはプロジェクトフォルダごとに毎回プロンプトを説明し直す必要があり、レスポンスにも数分かかることがあります。推論力は高いですが、**本当に必要なとき(大規模企画や長編のプロット)**だけ使えば十分かな、という印象ですね。
デメリット
- 誤った情報をそれっぽく言う
- それらしい回答をしてくることがよくあるので、鵜呑みにせず確認が必要です。
- 日本語がイマイチ下手
- 誤字チェックにはあまり向きません。小説の校正なら、一太郎のほうが優秀だと思います。
- 学習データへの利用
- 入力した情報そのものが外部に漏洩する可能性は低いとされますが、AIの学習には使われる場合があるので注意。
- 著作権保護機能は高価格プランのみ
- 標準プランでは万全なセキュリティ(著作権保護機能)とは言い難い部分もあるようです。
2. 4o model
「どのモデルを使えばいいかわからない」という方は、まず4oモデルから試してみるのがおすすめ。
特化型モデルというわけではないですが、PDFの理解・表作成・音声会話など基本機能がとても扱いやすいのが魅力です。(o1proは頭が良い分、応答まで時間がかかることが多いです)
もちろん、o1proほどの深い洞察やキャラクターの感情変化に対するアドバイスには及ばないかもしれませんが、たまに4oモデルのほうが良いアイデアを出してくれることもあります。
語学学習にも便利
英語の発音をチェックしてくれたり、チャット形式で外国語の練習をサポートしてくれたりするので、語学系アプリが打撃を受けるレベルで優秀です。実際に4oがリリースされた当初、英語学習アプリの株価が下がった…というエピソードも。
3. 1o pro model
2024年12月6日にOpenAIが発表したとされる新しいモデルです。
推論や思考の深さは他のモデルとは比べ物にならないほど高いですが、学習データが2021年9月前後まで(※執筆時点)に限られているため、自分自身(o1pro)のことすら知らないという不思議な状況です(笑)。
35000円の価値は?
私が思うに、長編ネームや新連載企画など、ボリュームのある作品の構成を一気に詰めたいときにはかなり便利。でも、たとえば「24ページの同人誌を作るのに毎月3~4万円払うか?」というと、人によっては割に合わないかもしれません。
人間に見てもらうほうがいい場合も
新人さんや初心者の方には、AIに依頼するより実際のプロ漫画家や編集者に見てもらうほうが圧倒的に勉強になることも多いです。
ネームタンクなら30分3,300円(1時間で6,600円)ほど、人間の講師にアドバイスしてもらえますし、同人誌イベントや出張編集部などで無料相談を受けられる機会もあります。
AIがすべてを解決してくれるわけではありませんし、「何が問題か」「次に修正すべき点」を総合的に見極めるのはまだまだ人間のほうが上手だと思います。
4. Soraモデル
動画生成ができるサービスで、200ドル以上課金するとオマケで使えるとされています。
海外製で英語メインらしく、日本語で指示を出すと意図をくみ取りきれないことも多い印象。今後は自分の漫画を読み込ませて、「ここにこういう煽り文を入れて」などと指示できるようになれば、宣伝用動画も簡単に作れそうですね。
5. 漫画制作への活用方法
具体的に、漫画制作にAIをどう活用できるのかまとめてみます。
- プロット作成
- 「主人公が高校生で、冒険ファンタジーもの」という大まかな条件を伝えると、ストーリーの骨格を提案してくれる。
- 場面ごとの展開やセリフ、テーマのサンプルも生成。
- キャラクター設定
- 性格・背景・好き嫌い等をランダムに組み合わせてもらい、思わぬ発想が湧く。
- 「ライバルキャラの動機付けは?」など深堀りして聞くとさらに補完してくれる。
- セリフやコピーライティング
- キャラごとの口調を指定しながらチャットすれば、口調のバリエーションが広がる。
- ギャグやダジャレも生成してくれるため、ネタ切れ時のヒントに◎
- サブアイデア・小ネタ探し
- エピソード途中のトラブル案やイベント案を複数挙げてもらい、そこから取捨選択して加筆修正する。
- ストーリー破綻チェック
- 「ここ矛盾してない?」「キャラの感情変化がおかしいかも」と疑問に思った部分を質問すれば、AIなりの見解をもらえる。
- カウンセラー的役割
- 編集さんからのメール対応や仕事の愚痴をAIにぶつけると、肯定して励ましてくれる(笑)。メンタルヘルスにも役立つかも。
- テクニカルQ&A
- 「SketchUpファイルをCLIP STUDIOで使うには?」「Blenderのこの機能は?」など、わからないことを聞けば参考になる回答が出る場合も。
6. プロンプトのコツ
AIを上手に活用するポイントは、**プロンプト(指示)**です。
- 具体的な条件や詳細をしっかり伝える。
- 何をどこまで求めているか明確にする。
これだけで回答の精度が大きく変わります。「雑に聞いても雑な答えしか返ってこない」のがAIの面白くも厳しいところです。
7. オマケ:DeepSeek
最後におまけとして、最新AIチャットサービスの**「DeepSeek」**に触れます。
- 2025年1月リリースの「DeepSeek-R1」は、ChatGPTと大差ない性能という声も。
- 中国資本の企業が開発しているらしく、UIもChatGPTにそっくり。
- 今後、国際的な政治・経済の動向や規制の影響を受ける可能性が高く、どうなるか注目。
「AIで漫画は描けるのか?」という問いに対しては、すでに京アニ風の高クオリティ絵や、アクションシーン満載のAI漫画を出している人もいます。
私よりはるかに上手い絵をAIが描いている事実もあり、「時代の変化すごいな~」と実感…。
ただ、「漫画を描くのは楽しいからやめない!」というのが私のモチベーション。AIに負けるとか勝つではなく、“自分の表現”を続けていけば、それが創作活動の本質だと思います。
まとめ
- 有料プランを活用すると、PDF読み込みや音声対応など便利な機能が増える。
- o1proモデルは推論能力が高いが、料金も高い&レスポンスが遅め。
- 4oモデルはコスパが良く、PDFや音声などを気軽に活用できるので、普段使いに向いている。
- Soraモデルは動画生成もできるが、日本語運用に難がある印象。
- DeepSeekなどChatGPT以外のAIも増えてきており、今後もますます競争が激化しそう。
- AIが描く漫画がすでに存在し、驚くほどハイレベルだけれど、自分が描く楽しさは変わらない!
漫画家やイラストレーターがAIを活用するのは、あくまでアシスタントやアイデアのヒントとして。
最終的なチェックや独自の表現は自分で作り上げるのが重要です。AIを賢く取り入れて、創作の幅を広げながら、これからも「毎日楽しく漫画を描く方法」を一緒に探究していきましょう!
以上が修正・加筆を加えたブログ記事案となります。もし気になる箇所があれば、さらにカスタマイズしてみてくださいね。素敵な記事になるよう応援しております!