「モチベーションの保ち方は?」

と言うご質問を頂きました。ご質問ありがとうございます。

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モチベーションとは

個人的な考えを先にお答えさせて頂きますと、
そもそも「モチベーション」というものが、この世に本当に存在するのか?それは希望的観測ではないか?と思っています。
モチベーションというものがこの世に存在すると信じるから、そのモチベーションというモノに頼ろうとする。
始めから「存在しない」と決めておけば、存在しないものに頼ろうとはしない。
名前を与えることにより、存在を与え、依存が始まるので、そんな物はこの世に無いという設定にしています。
なぜならば、私の人生にモチベーションなどあったことがないからです。
やりたくないことは全て「やりたくない、面倒くさいと」思いながら嫌々やっていました(笑)

モチベーション(motivation)

1 動機を与えること。動機づけ。
2 物事を行うにあたっての、意欲・やる気。または、動因・刺激。

やる気をモチベーションと言い、「漫画を描きたい」ではなく、漫画やる気が無い=「漫画を描きたくない」のであれば、疲れているので一旦休むことをオススメします。
「休む」の定義は、文字通り休むです。
動画観たり出かけたり何かをするのはリフレッシュで、物理的に休んではいません。
物理的に何もせず休息を取ってください。
脳の情報過多、脳内の刺激を落ち着かせてあげてください。
外部刺激ではなく、内省し自分の中を静観してください。
何も考えない=マインドフルネスな瞑想状態でももちろん大丈夫です。
外部刺激により疲弊しきっていると、やる気という原動力や行動力のエネルギーが枯渇状態になります。
まずは、行動を起こすためのエネルギーの充電をするために休んで、「気」を養って上げてください。

もう一つ気になることが、
「やる気」が出ないと日本語で言うのではなく、「モチベーション」という横文字の新しい価値観かのような言い回しをすることによって、違う何かを求めているように感じます。
「やる気が出ない」と誰かに言えば、「じゃぁやめとけば?」と返されると分かっているから、
やる気とは違うモノである、「モチベーションが出ない・モチベーションが上がらない」と、あたかも存在するのが当たり前で在るものが「なぜか存在しない」状態である=自分のせいではないと、自己弁護のように使われているように見受けられます。

モチベーションを保つ方法

モチベーションの定義を

1 動機を与えること。動機づけ。
2 物事を行うにあたっての、意欲・やる気。または、動因・刺激。

と仮定して、モチベーションの保ち方を解説していきますと、
モチベーションを保つ=「動機を与えやる気を出すこと」とになります。
動機を与えるのが①、そしてやる気を出すのが②です。
目標を設定しましょう。
あなたがもし「漫画を描きたい」と言うのが目標・目的であれば、漫画を描くことがご褒美です。漫画を描けば達成されます。モチベーションになど頼らずに、漫画を描けばそれで良いのです。

ですがわざわざご質問下さったと言うことは、「漫画を描くやる気が起きない」と言うことなのでしょう。
その場合、上記でも書きましたとおり、一旦休みましょう。
その次に、何故漫画を描く必要があるのか考えましょう。
商業連載中でしょうか?お金のために同人活動でしょうか?何でも良いので、目的をはっきりさせましょう。
スランプとは別で、モチベーションが保てないというご質問でしたので、先ずは目標を立てて、やるかやらないかの選択肢を毎日毎時間毎秒コンティニューし続けて下さい。
スランプと表現される場合、今まで出来ていたモノ・ことが、何らかの不調により「出来なくなった」と言うことだと思います。
と言うことは、スランプ(出来ていたけど出来なくなった)ではなく、モチベーションの問題で出来ていないと表現されたと言うことは、そもそも過去に「出来ていた」ことが無いのだと思いますので、出来ないことやるのは想像よりスムーズではなく、進まない気がして嫌気がさしていて、あるいは何らかの原因でやる気が出ないのだと思います。
「病院に行くモチベーションが上がらない」と足から血が流れている人は言わないでしょうし、
眠いのに、「寝るモチベーションが保てない」とは言いませんよね?
と言うことは、本当に必要性や目的意識、目標の設定が出来ていないと言うことなので、
先ずは必要性目的目標を明確にしましょう。
あなたは何のために漫画を描きたいのですか?

何のために漫画を描きたいのか

必要性があれば、人は行動します。嫌々働いたり学校に行ったりしますよね。
この場合の必要性とは、
卒業が欲しい(=就職進学のためや何か目的があって入学したのでしょうから)
給料が欲しい=日々の生きる糧にお金が必要だから働く。

あなたは何のために漫画を描くのですか?

「漫画を描くこと」が目的ならモチベーションは不要なはずです。
漫画を描きたいのですから、やりたいことをやるはずです。
漫画を描いてるときの楽しさ喜び、夢中になっていられる幸福感がご褒美に付いてきているのだから、やり続けるはずです。

でもそうではない。やりたいのにやれない。描きたいのに描けない。
のであれば、描けない原因をつぶして下さい。今回の描けない原因は「モチベーションが保てないから」とのことです。

あなたは漫画を描くことに何求めているのですか?

目標と目的をはっきりさせましょう。
ここでは仮のあなたの目標として「100万部」を目標とします。
そうしたら、「100万部」のために行動するしかありませんよね?目標があるのですから、頑張るしかありません。
それが頑張れないのであれば、目標の目的を、あなたが心の底から望んでいないからだと思います。
目標は、目的地点へ到達するための通過点です。

あなたの目的は何ですか?

何のためにあなたは漫画を描きたいのですか?
100万部が目標の人の目的は、自己鍛錬か、成功報酬か、面白い漫画を描きたい(=部数や金額は面白さを数字化したものと認識している)の三つのどれかに当てはまると思います。
自分のためか・生きる意味のためか・誰かのためか、どれが立派とか劣っているなどはなく、本人が、本気に向き合える目的なら何でも良いのです。
オススメはしませんが、「人に認められるため」でも、本人にとって動機や原動力になっているのなら他者評価を求めても構いません。
が、モチベーションを保てないのであれば、他者評価に頼るのはやめましょう。
自己評価は自分という中心から物事を判断するので、そんなにぶれることはありませんが、
他者評価は、他者の都合によって勝手に変化して自分ではコントロールできないものになりますので、自分のオールを他人に任せるなではありませんが、折衝与奪の権利は自分で握れるモノの方が良いです。
100万部売れるかどうかのために、切磋琢磨することは、自分のコントロールできる範囲で目指す目標=指標なので、そこを通過(=実際に100万部売れる)をしなくても、目的であるゴールに向かっていれば問題ないと分かっているから、良いのです。100万部目指せば数十万部は売れるでしょうし。

目的(ゴール)を明確にして、そこに到着するための通過点の目標を設定して、ただ行動しましょう。漫画を描きましょう。

漫画を描くことが好きでないと気付いたのであれば、新しい好きなことを探しましょう。
漫画を描くことがあなたの人生からなくなっても大丈夫。生きていけます。
ここでもし、漫画を描いていられない人生なんて悲しい!と思ったのであれば、大丈夫です。
漫画を描きましょう。

何のために漫画を描くのかが明確でも描けないとき

今回の質問者様は、多分そんなに漫画を描くことが好きではないのだと思います。
モチベーションに頼ってでしか漫画を描けないのであれば、漫画を描きたくないと言っているのと同じことです。
言い訳をして描かないのではなく、やる理由を探してやる言い訳を見つけましょう。

商業作家さんの場合、話は変わりますので補足しておきます。
仕事だからやらなきゃ行けないのにモチベーションが上がらない。
とてもよくわかります。やらなきゃ行けないことはやりたくないし面倒くさいですよね!
でもやらなきゃ行けないことなのでやりましょう。
作業中LINEやSkypeでお友達に愚痴いながら手を動かしましょう。苦しみを味わっている人間が一人じゃないと安心できます。
同業者などいないという場合、私も今自分の描いている続きの漫画描きたくないです。
破綻していて面白くなくて、企画段階で熟考が足りなかったせいで迷子になってしまっている作品をラストまで持っていかなければいけないのは何の苦行だろう?
しかも自分で種を自発的に嬉々として蒔いた!
よくあります。
愚者は失敗からしか学べないのです。
過去の失敗は諦めましょう。次素敵な漫画を描きましょう。

Q:人は何故産まれてきたのか?
A:今あなたが体験していることを経験するために自発的に生まれたのです。
「不幸になるために、親に虐待されるために、病気になるために生まれたわけじゃない!」と言いたい気持ち、分かります。
ですが成人しているのであれば、「生」を経験するために「生きる」と今日までコンティニューし続けたのも事実です。
今起きていることを受け止めてからしか、次の行動は起こせませんので、現実の現状に諦めてコンティニューをもう一回押して行動を始めるのが、一番ローコストで疲れずにすむ選択です。他に楽な方法は残念ながらないのです。

他人のせいや何かのせいなど悪役を作ってしまうと、自己正当化をして脳が「自分は頑張らなくてよい」とやる気を出さないので、

中心軸は、今生きているあなたがあなたの世界の中心なんだから、あなたが生きると決めた全て原因だと思って行動しないと、疲れるので、自分の行動で変われる世界に生きましょう。
過去と他人は変えられません。
変えられるのは自分の今と、その今に繋がる未来だけです。
過去の話ではなく、今どうするかの今の話をしましょう。

モチベーションが上がらなくても良いのです。モチベーションが上がらないまま漫画を描き続けましょう。
モチベーションなどと言う魔法藥はこの世に存在しません。
ただ淡々と漫画を描きましょう。
逆にスランプという毒薬もこの世には存在していないという自分設定の世界に生きましょう。
今のそれはスランプではなくあなたの実力です。大丈夫です。自己評価が高すぎただけです。現実の自分をちゃんと見て受け入れて、ゆっくり休んでから過去の栄華にすがらず、今の自分の実力が自分自身の本当の姿なのだと、ありのままの自分を受け入れリスタートして下さい。

そしてともかく休んで下さい寝て下さい。精神と肉体が正常な状態でなければ正しい判断は出来ません。まずは、体と心のストレスや過去に得た負債を返し終わって下さい。
健康になって、半月ぐらいネット断ちをして、比べてしまう外部刺激な他人の情報を入れないで(永遠に入れなくてもいいと思う)自分と向き合って下さい。
情報過多で自分ではなく他人が自分の中に沢山いる状態から、自分が中心で一番大きい状態に戻して上げて下さい。

心と体が健康状態になっても、それでも漫画を描けないのであれば、
紙やノート・テキストアプリなのに、どんな漫画を描きたいとか、目標目的とか、テキストをひたすら打ち込んでいきましょう。
脳内のノイズを全部書き出しゼロになったら、やっとそこから「漫画を描く」が始められます。
脳内の雑念を全部一端 空にするまで言語化するか、歩くか走るか体を動かして下さい。
毎日脳内のゴミ捨てを続けて下さい。人生で溜まったゴミが堆積しているだけで、捨て切れたら、脳が軽くなって、回転が良くなりますよ。
毎日書き殴った脳のゴミは何でしたか?

未来への希望ですか?不平不満ですか?描きたい漫画の構想ですか?

バランスが取れた状態なら良いのですが、ご自身がバランスの取れていない状態なら、そのバランスを回復するためにお出かけしたり、ストレス解消の外部刺激を得るのも良いと思います。
バランスを保つのは、心と体を健康にした後です。
心身共に健康でストレスフリーな状態なら、この世はやりたいことや夢や希望、日常の平穏な幸せに満ちていて、葛藤や焦燥、苦しみが無い状態なはずです。今があるだけです。
現実で何らかの問題を抱えているのであれば先ずはその問題を解決して、脳の容量を空けましょう。脳のストレスを緩和してあげましょう。

心身共に健康でバランスが取れた状態なら、混乱が起きておらず、悩みはあっても迷いはないのではないかなと思います。
漫画を描きたくないなら描かなくていいと思いますので、しばらく描くのやめて、描きたくなったら描き始めればいいと思います。
どんな理由であれご自身を苦しめない方が良いと思います。
漫画を描きたいのであれば、漫画を描くと言うことに付随する苦しみも受け止めると言うことでしょうから、是非頑張って漫画を描いて下さい!

あなたが毎日楽しく漫画を描けますように!

アンケートフォームはこちら▽

https://forms.gle/KXi5HpMGd4muuzBP9

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