この投稿は、漫画を完成させたい初心者さんのお悩み相談に
真面目に答えてみた記事第一段です。
漫画【初心者作家さん】=完成原稿を0~100枚描いたことがある人達を想定しています。
漫画を描けなくて悩んでいる方。
私や同人誌出されている【作家さん】=完成原稿500枚~2000枚
なんとか漫画の形はしている。でも描くことに迷いしかない。
【プロ作家さん】=完成原稿2000枚以上
プロの定義は、商業デビューしているかどうかではなく、
「漫画」が「描ける」イメージです。理想の漫画を描くために苦悩している方。
のような想定でお話しさせて頂きます。
┌■□──────・
今回は、投稿用原稿のネームのご相談を頂きました。
作者さんは、投稿作を描きたいが上手く行かずお悩みとのことでした。
【お悩み内容】
⑴編集者ウケするにはどう改善すれば良いか。
⑴編集ウケする漫画
初心者さんという前提の元になりますが、
ともかく「読みやすい漫画」を描くことが一番かなと思いました。
部屋に物が乱雑に溢れているのではなく、整理整頓され、見せるべき物を見せるべき場所に「ディスプレイされた部屋」のような、必要な情報を「正しい場所」に「正しい大きさ」で配置されている漫画が、編集ウケすると思います。
最低限の漫画のお作法、漫画の文法、が間違っていないみたいなイメージです。
冒頭に主人公の名前や顔、必要な情報が、読者の目にとまる位置に配置してある。
よくよく読むと、主人公の名前ここにあるわ。ではなく、
主人公の名前なんだっけ?と見たらちゃんと見つけられるように描いてある。
むしろ「主人公の名前を探す」なんて事を読者にさせない漫画が、親切で素敵だと思います。
物語にとって重要なこと、大切なことは、2回描く。
一回読み飛ばしてももう一回は読んでくれている。
のように読者の理解に対してともかく親切に描くことが大切だと、出来ていない自分に常ずね申し上げております。
国語の読解テストで、「作者の伝えたかったことを答えよ」という問に、
読者が答えやすいように漫画を描くことを意識するして描いてみても良いかもしれません。
「美味い肉が食えた話!」でも「自分を信じることが出来て勝利した話」でも、
読者の数だけ答えが合って構いませんので、
答えになり得るシーンを大ゴマにしたり、フキダシや台詞の大きさ大きくしたり、
なんでもいいので、自分の中の基準で強弱を付けて描く意識をしてみて欲しいです。
これは大事な台詞(シーンです)。
これは読み飛ばして良い台詞です。
というのを意識して、大切な台詞は大きく、あるいは視線誘導のライン上に目立つ場所に配置する。
のように、意識さえしてくれれば読みやすく、編集さんに好印象を与えられると思います。
┌■□──────・
私自身も出来ていないので、初心者さんのお悩み痛いほど分かります。
月に一回くらい漫画の描き方読解を更新できたら、自分の漫画の糧になるんじゃ無いかなと思いました。
今回一個しか答えられていませんが、時間のあるときに残りも回答を文字お越しさせて頂きます!(ご本人にはネームを拝見しながら全て回答させて頂きました!)
全ての人、が自分の理想の漫画を沢山描けるようになりますように!