ずっと長いこと「ここじゃないどこかへ行きたい」と潜在意識が言っていました。
でも「ここじゃないどこかなんてない」し、
「今の日本以上に生きやすいところなどない」と私の顕在意識は答えるんです。

海外に行こうが宇宙に行こうが、
私の思考と感情と肉体が共に居るわけで、結局今この瞬間の私と共にあるという関係性は変わらない。
場所と環境が変わるだけ。

環境面で言えば、現状はかなり良い方、むしろ最良に分類されると感じています。
歩いていて地雷が爆発して手足を失うこともないし、
催涙ガスは日常的に飛んでこないし、銃声が鳴り響かないし銃痕もなく
感染病(マラリアや狂犬病など)が蔓延している分けでもないし、
病院は山や谷を越えずとも行ける距離にあるし、日本は衛生的な環境です。

どこに行っても私という思考から離れられるわけでもないし、
どこに行っても現状より明らかに好転するほどのエデンなど無いと「私」は思っている。

ではここじゃない「どこ」へ行きたいのか。

20年くらい「行きたい」と思っている。
でもそれがどこかわからない。
学生時代英語の授業で「どの国に行きたい?」という質問に
「日本に行きたい」と答えるくらいに日本は特別で、
日本に生まれた時点で私にとっての人生の宝くじは大当たりだという自覚がありました。
そのくらい日本が好きで、日本で死にたいと思っていて、
「ここじゃないどこに行きたいの?」
という疑問がありました。

日本に生まれたことが私にとってなぜ価値があるかというと、
私は日本の漫画が大好きです。
日本人に生まれれば、日本語を外国語としてわざわざ履修する手間も時間も労力も省けるし
海外の人が日本語を真剣に勉強するより、
日本人がそこそこ真面目に日本語を学んだ方が、日本語へのより深い理解が肌で感じ取れるからです。
住む地方により発音、イントネーション、意味合いが少しずつ違う
武力による植民地支配で言語と文化の強制ではなく、
和平による平定がなされ、大和王朝やその後の朝廷や幕府などの
文化を丸ごと破壊されないで多くの欠片が受け継がれた2600年以上の歴史の欠片、流れがあり、それを生活で感じられる日本が楽しい。

私はここじゃないどこへ行きたいんだ?
宇宙へなど行きたくない。
ジャンプの最新号が毎週紙で読めないし、リアルタイムでポテチを食べながらアニメが見られないではないか。
母国語として日本語を理解でき、最新作のアニメと漫画をリアルタイムで堪能できる、
私にとって一番最上級の環境は地球上で
日本本土なんです。
これで百点満点の回答なのに、ここじゃないどこに行きたいの?

今日その答えがやっとわかりました。
子供の夢が、今もなお私の夢でした。

二次元に行きたい。

そうだその通りだ私は二次元(漫画の中の世界)を愛している!
そうか二次元と共に生きたかったのか!

行きたい場所が五次元や八次元(精神世界の悟りとかスピリチュアルな世界)じゃなくて良かった!
二次元なら行ける!(と、気づいた瞬間本気で思った)

二次元の中に入ることは無理でも、私の心は、思考は、二次元と共に生きることはできる!
二次元を愛することは出来る!物理的に行けなくとも共に生きられるのであれば対した問題など無いでは無いか!
そうか行きたい場所は二次元だったのか!
なろう系が最近はやってるけど、なるほど二次元を生きたいね!うんうんそうだね!と、腑に落ちて良かったです。

漫画が好きなのは知っていたけど、そんなに二次元世界に固執してたんだなと思いました。
二次元に行きたい。何故って大好きだから。
ここじゃないどこかは紙の中にあったのか。(今は電子の中かもしれないけど)
何千年と作家も読者も二次元に恋をして、多くの素晴らしい作品がこの世に生まれてきて、
また新しい作品が生まれ、その作品と出会った読者達は恋に落ちて、物語という作品は素晴らしいよね、夢の世界だよね。

そんな夢のキラキラした世界に私は行きたかったのか。そりゃ行きたいよ。
私にとってこの世界で一番キラキラしていると思う物は全て、漫画やアニメの中に在るんだから。

一人のオタクが今日、漫画が大好きで、ここじゃないどこかに行きたいその行き先が
夢のようにキラキラした漫画の世界だと気づいたというお話しでした。
その私にとってキラキラした二次元という夢の世界を、私が死ぬまでに完成原稿として世に出せたら、幸せ度がまた上がるね。

どこ行きたい?って聞かれて「二次元に行きたい」って割と良く答えていたのに、なぜ今までわからなかったんだろう(笑)

みんな、自分が恋い焦がれる夢の世界を描いて行けたらとっても楽しいと思います。
今日もハッピーな気分で口角上げて漫画描こう!

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